自転車に乗れなかった頃の気持ち

こんにちは、スタッフの永田です。

例えば…
自転車に乗る。
泳ぐ。
逆上がりをする。

皆さんもこれまでに様々な活動、運動、スキル、取り組みなど…これらに対して努力をした経験というのはお持ちのことと思います。
当たり前に出来るようになっているものもあることでしょう。

では、それらの「できなかった頃」に抱いていた気持ちや感情について思い出すことができますか?
「出来て当たり前」の状態になると、出来なかった頃の気持ちを忘れることも少なくありません。
実際、私も、補助輪なしで自転車に乗るということに苦労して練習した記憶はありますが、乗れなかった頃の気持ちを思い出せるか?と問われると思い出せません。

私にとって当たり前になったことも、目の前の方にとっては当たり前でないこともあります。
それらを見守る際に、思い出せずとも思いをはせながら立ち合いたいと思っています。

見守っていると歯がゆい気持ちになることもあるでしょうけれど、それでも「そうだよね、応援しているよ」というスタンスで立ち合っていきたいと思います。

就労の現場でも、職員にとっては当たり前でも、利用者さんにとってはそうでないことも当然あるでしょう。
逆もしかりです。
インクルささぐりの利用者さんは、それぞれ素敵な強みや長所を持った方がたくさんいらっしゃいます。
職員が学ぶ機会も多いですし、教えてもらうことだってあります。
場合によっては利用者さん同士で、持っている知識や知恵、スキルをシェアしていくという風土もあります。
そういう時に、見守る側の姿勢として「自転車に乗れなかった頃の気持ちがあるはずだから」ということを共有しながら、お仕事へ取り組んだり、それぞれの生活を豊かにしていったりを目指していきたいと思っています。

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