私どもインクルささぐりは、【障がい者雇用における新しい働き方の提案 ~障がい者の社会進出を雇用システムとオフィスデザインで支援するサテライトオフィス~ 】ということでグッドデザイン賞2023に応募しておりました。
そして、10月5日にグッドデザイン賞2023が発表され、この度インクルささぐりは
『一般向けの取り組み・活動』の中の【産業向け意識改善・マネジメント・取り組み】部門において、グッドデザイン賞を受賞しました!
~審査員の方のコメント~
『就労継続支援A型事業所と一般就労のサテライトオフィスが同じ施設内にあり、かつ自由に行き来できるという環境は全国的にもあまり見ないものであり、それを実現した体制構築と仕組みのデザインを評価した。
また、就労に特化しながらも、同じような環境にある障がい者が出会い、交流できる場所としても機能するような余暇活動やデザインへの配慮があり、地域の障がい者にとって就労を超えた拠り所となっていくことを期待する。』
私たちがこのオフィスを立ち上げた背景には『障がい者の社会進出を後押しする段階的なサポートの必要性』を強く感じていたということがあります。
このオフィスを立ち上げる際、利用する方々が長く楽しく、そして、安心して働けるよう、障がい者の社会進出を『しくみとデザイン』の両方から支援するオフィスをイメージしました。
【デザインの大きなポイント】
①癒されるデザインと設計(篠栗町の森をイメージした明るくインクルーシブなオフィス)
②サポート体制(サテライトオフィスの利用により、同じ勤務環境で無理なくA型から一般就労に移行)
③福利厚生の充実
を特に意識しました。
インクルささぐりがある篠栗町は、博多駅から電車で20分というアクセスの良さでありながら、町の7割が森林で、『森林セラピー基地』にも認定されている自然豊かな町です。
また、篠栗町は町内に篠栗四国88か所霊場が整備された『お遍路の町』でもあります。
この『癒しのまち・篠栗』の豊富な地域資源をうまく活用しながら、篠栗ならではの地域にちなんだ福利厚生(レクレーション・余暇活動)を提供しています。
このように、私たちが大切にしている部分が、今回高く評価され、グッドデザイン賞を受賞できたことは、本当にうれしいです。
ここがゴールではなく、ここからさらに、楽しく安心できる職場づくり、そして、利用者の方々と地域の方々や企業をお繋ぎし、地域に根ざした事業所になっていきたいと思います。