利用者発信で「ぶどう狩り」を実現

スタッフの永田です。今日は個人的にとても嬉しかったことについて記したいと思います。
恐らく近いうちに利用者ブログも更新されるのではないかな?と思うのですが、一足先にご報告です。

先週金曜日(9/20)の午前中にインクルささぐりではレクレーションを実施しました。
宮若市にある「みよばあちゃんのぶどう畑」という農園へ行きぶどう狩りをしてきました。

この企画、実は少し前から動かしていて、最初は利用者さまで小グループを作り、「レクレーションの企画書を作ってみましょう」というワークを行ったところから始まっています。
利用者さまを3グループに分けレクレーションの企画を立ててもらい、その中で出てきた案を更に詰めて実現にこぎつけました。
それぞれ取り組んでいきたいと思っていますが、実現しやすく、果物狩りは季節が限られているという理由で今回はぶどう狩りになったという訳です。

参加した利用者の皆様はそれぞれの予算に合った量を持ち帰られました。

終わった後の皆さんの表情を見ていたら、実施してよかったと心からそう思えました。

ぶどうの時期ももう終わりとのことで駆け込みでしたが、とっても美味しいぶどうを私も頂きました。

今回、企画の段階から利用者様に関わってもらったのももちろん理由があります。

・帰属意識や当事者意識を持って主体的にレクリエーション経も参加してほしい。
・「自分たちの企画が通った」という成功体験を得てほしい。
・企画を考えることで途中に生じるであろう課題について向き合ったり解決の糸口を探るという機会を提供したい。

こんな思いがありました。
どうしても「配慮」という大義名分の下、事業所内で生じた困難さには支援者の手立てが加わりがちです。
就労支援事業所として、自立への道筋を考えようと思った時には、想定される課題を洗い出すとか、それへの対応を想定していくとか、「0~1を生み出す」という段階の経験とかもしていくべきではないか?と思っていました。

もちろん課題は多かったし、「こんな場合は?」というヒントを出したりもしましたが、そこから波及的に自分たちで気づきを得て企画を練っていくという体験はとても尊いものだったと感じています。

今後もレクレーションが楽しい”だけ”ではない、福祉事業所として意味のあるものとして機能するように考えていきたいと思います。

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