インクルささぐりの利用を開始させていただいて、早二カ月になりました。
最初は他の利用者さんとの距離をどの程度で接すれば良いのかわからず、戸惑ったこともたびたびありました。
でも、私自身が自分のことでいっぱいいっぱいなように、他の利用者さんも皆さん自分自身と向き合って生きているのだと少しずつわかり、自分の心を大事にほどほどで接していけるようになりました。
此処、インクルささぐりに限らずA型事業所の利用を検討されている方の中には、人との距離感の取り方に悩む方もいるのではないでしょうか。ですが、私個人がこれからどのように社会に馴染んでいきたいかを考えると、今は自分の生活の基盤を整えるためにこの事業所を利用させていただいています。だから、とりあえずは自分自身のことを一番に考えるようにしました。
此処での時間はゆったりと流れています。
それは悪い意味ではなくて、作業をしながらも自分と向き合う時間をしっかりと持てる場所だと言う意味です。
主婦をしている私は、自宅では息をつく暇もありません。事業所での勤務を終えたら、晩御飯の買い物に行って、保育所へ子供のお迎えに行って、帰ったらすぐにお風呂に入って、ご飯を作って、ご飯を食べて…。常々、子供の将来のことも考えていますが、子供の人生と私の人生は別です。いつまでも子供のことばかりを考えていたら、いつか子供が自立したときに自分自身が空っぽになってしまうのではないかという不安もあります。だから、もう大人ではありますが自分の将来についても考えたいと思いました。
私はパソコンの業務が好きです。
なぜ好きかと問われると返答に困ってしまうのですが、例えばキーボードのカタカタ音。真っ白な画面に文字が増えていく瞬間。そんな小さなところに心地よさを感じています。もちろん全てが文字を打つ作業と言う訳ではありません。今はパソコンに関する資格試験などの提示することのできるものを何も持っていない私ですが、これから一つずつスキルを身に着けていきたいと思っています。
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